△トレーニング理論
4.補強運動への理解
躰道における筋力トレーニングは、全て補強運動になります。
補強運動とは、その名の通り“強さを補う”ものです。
躰道では筋力アップが目的ではないので、『稽古>筋トレ』にならなければなりません。
筋トレを頑張りすぎてしまうと、神経系の発達が追いつかず、細かい動きができ難くなります。
例えば、ゴルフのタイガー・ウッズ選手が筋トレを頑張りすぎたことによってショットが乱れてしまい、
スランプに陥ってしまった事を知っている方もいらっしゃると思います。
躰道も技術はとても大切なので、筋力が技術を阻害するものにならないように注意が必要です。
また、一般向けのトレーニング教本は、主にボディービルダーがメニューを載せています。
しかし、ビルダー達の筋トレは筋肉をいかに大きく見せるか、に焦点があっています。
あのようなビルダーの体では、重すぎたり神経が発達していないので動けないですし、
柔軟性も低いため怪我の危険性も増してしまいます。
そのために選手は動ける体作りをする必要があるので、
一般的な教本を参考にするのではなく、スポーツトレーナーの書かれた教本を参考してみて下さい。