△スポーツ傷害
1.スポーツ傷害とは?
スポーツで起きる怪我をスポーツ傷害と呼びます。
このスポーツ傷害というものは、二種類に分けられます。
一つはスポーツ外傷(Trauma)、もう一つはスポーツ傷害(Over-use)です。
スポーツ外傷とは『一回の大きな刺激による怪我』ですが、
スポーツ障害とは『たび重なる小さな刺激の蓄積による怪我』になります
すぽーつ障害は「Over-use(オーバー・ユーズ)」とも言い「使い過ぎ」の意味になります。
例えを出すと、普通の骨折は外傷で、疲労骨折は障害になります。
スポーツ傷害には、選手生命に影響を与えるものも少なくなく、細心の注意を払うことが必要です。
外傷は、主に不注意や不可抗力でなるケースが多いのですが、
根底に筋力バランスの崩れや柔軟性欠如があることが少なくありません。
障害も、筋力バランスや柔軟性が大きく影響をしており、
日頃から身体のメンテナンスをしっかりとしおかないと、起きやすくなっています。
つまり、外傷をしやすい選手は、筋力バランスの崩れや柔軟性が低いため、
障害も持ちやすいと言うことになります。
突発的な傷害はどんな選手でも起きる可能性がありますが、
自己管理のしっかりしている選手は、傷害になることはあっても障害にはなり難いため、
怪我に強い選手こそ良い選手だと言われています。
例えば、野球のイチロー選手や松井秀喜選手は、超一流の選手として知られていますが、
怪我の少ない、怪我に強い選手としてもよく知られています。
彼らのような優れた選手は、基本技術や基礎筋力トレーニング、ストレッチ等の
基本的トレーニングを重視しているため、スポーツ障害を起こしにくいという特徴があります。
この様に、技術が上がってくると基礎部分をおろそかにしやすいですが、
実力を付けてきたときにこそ基礎を見直すことが、身体のためにも技術向上のためにも大切になってきます。